2015年9月2日『Metal Gear Solid V: The Phantom Pain(メタルギアソリッド V:ファントムペイン)』[MGSV:TPP]がとうとう発売された。
公式映像のキャッチフレーズ「28年間…待たせたな!」
初代メタルギアソリッドから28年も経つのか…。
今回の記事のトップ絵は押入れから取り出したものもちらほら。
他のMGS作品が見つからず、時間だけが過ぎ去ってしまうので僕が持っているものがトップ絵になります。
え….アイスクライマーとメタルギアライジングが写ってるって??
「そうだ!!それは他社の製品だ!」
幼少時代:小島秀夫監督=スナッチャー・ポリスノーツの人だった
僕が初めて小島秀夫監督の作品をプレイしたのは、PCエンジンの『スナッチャー(SNATCHER)』でした。
当初リリースされたプラットフォームは、PC-8801mkIISR以降、MSX2で当時は高価で、子供の僕には買える代物ではありません。
家庭用機として移植された『スナッチャー』が発売されアドベンチャーゲームの楽しさを教えてくれた作品の一つです。
僕は国語が苦手で漢字(今でもだけど…)が純粋の日本人のくせして読み物が苦手です。
そんな僕でも国語辞典を引きながら読めない漢字を理解して物語を理解しようとした稀なゲームです。
それぐらいこのゲームのストーリー・世界観に魅了されていました。
若いころの小島秀夫監督も、今の小島秀夫監督もゲームに対する作り込みは素晴らしいなと思います。
後にプレイステーション・セガサターンに移植されているので気になったら是非プレイしてほしいアドベンチャーゲームです。
『スナッチャー』の説明書を10数年ぶりに見返していると若かりし頃の小島秀夫監督の姿が。
今でも変わらないなぁぁ。
『スナッチャー』の世界でもメタルギアソリッドでも出てくるメカも存在します。
次に、小島秀夫監督で僕の中では一番好きな作品。
『ポリスノーツ(POLICENAUTS)』
僕はこの作品がとてつもなく好きです。
ジャンルはアドベンチャーゲーム。
当時、PC-9821(昔のパソコン)と“3DO REAL”という高価なハードウェアでしか発売されていなかったため、セガサターンのちにプレイステーションに移植が決定したときは跳ね上がって喜んだのを覚えております。
3DO REALは当時で定価54,800円。
高価なハードウェアとは裏腹にソフトのバリエーションが少なく、ポリスノーツのために買いたいには子供の僕には辛かった。
セガサターン版で発売された時、一部戦闘シーンで銃撃戦があるのですが、そこで何故かバーチャガン(ガンコントローラー)が使える。
アドベンチャーゲームでバーチャガン使えるの?!?!
と当時はびっくりしたのを覚えてます。それで購入したのがセガサターン版『ポリスノーツ』でした。
ポリスノーツの主人公(ジョナサン・イングラム)がまぁスケベで面白い。
ジョナサン・イングラムは僕の好きな、シティーハンターの冴羽獠の性格にそっくりだった。
やるときはやる。やらないときはやらない。
ゲームに登場する女性キャラの胸をいかに会話中に自然に触り、ゲーム中どの女性キャラが一番胸が大きのか?!
というバカな隠れた遊びがあります。随所に盛り込まれている遊び心には感服です。
ジョナサン・イングラムに共感したのもこのゲームが好きな理由の一つです。
PSPゲームアーカイブスでも発売されているので気になったら是非プレイしてもらいたいアドベンチャーゲーム。
小島秀夫監督に興味をもち、メタルギアを知った。
『スナッチャー』『ポリスノーツ』とも小島秀夫監督 作品を全面に押して発売されていません。
KONAMIが発売してるのでKONAMIが全面に押されています。それは会社なので当然。
ゲームをプレイしてると、オープニング・エンディングで” A HIDEO KOJIMA GAMES“と表示され、”こじま ひでお”さんって人が作ってるのかー。
というのが学生の頃のイメージです。
2つの作品に出会ったことで、”こじま ひでお” さんに興味を持つようになりました。
当時はインターネットが普及しておらず、情報収集源は本屋。
立ち読みでファミ通や今では廃盤になったファミリーコンピューターマガジン(名前違ってるかも…)など、本での情報です。
そこで立ち読みした記事の中に『ポリスノーツ』の記事が。
そこで”こじま ひでお”さんの過去のゲーム作品の紹介一覧があった。
その中にメタルギアという聞いたこともないタイトルが。
どうやらこのゲームはファミコンで発売されているらしい。
友達に頼んで自転車で各地のゲームショップを巡る冒険でした。
店員さんに、
「すいません!!!ファミコンの『めたるぎあ』売っていますか?!」
と聞いては探す冒険。
17時のチャイムを聞いて公園に集まり、友達たちと今日の成果報告。
どれくらいで見つけたかは覚えてませんが、友達が売っているお店を発見し、みんなで一緒に自転車を漕いで買いに行ったのを覚えてます。
当時いくらだっけなぁ…980円だった気がする。
中古で買ったのでみんなで大喜びした。
で….いざみんなでゲームプレイ!!!
最初にプレイした時の正直の感想です。
「これ…?何….?なんか敵倒そうとしたらすぐ死んじゃうんだけど。」
友達からはクソゲー扱いでしたねぇ。懐かしい。
ステルスアクションっていうのを知らなかった。(中古で説明書もなかったので)
PS版『メタルギア・ソリッド』で衝撃を受けた
このゲームでステルスアクションの面白さ、パッケージの裏面には、小島秀夫監督作品「メタルギア・ソリッド』と書かれていて発売された最初の作品かも?
初代MGSを思い出すと、プレイしたら誰もが思い出すであろう、サイコマンティス戦。
サイコマンティスは、こっちのどんな攻撃を読まれてしまう序盤の強敵。
ナビゲーションのキャンベルがアドバイスで、
「相手の裏をかけ!!」
と何度も何度も言われて、相手の裏ってなんやねん!!!右上に出てくる”ヒデオ”ってなんだよ!!!”ビデオ“じゃないの?!と発狂した戦い。
攻略の糸口が….まさか…..プレイステーションのコントローラー1からコントローラー2に変える。
とサイコマンティスに読まれなくなって倒せるという驚愕した戦いです。
このゲーム作った人…ただもんじゃねぇ…..。何仕掛けてくるかわからん….。
ゲームでしか味わえないギミック(トリック)、遊び心がふんだんに盛り込まれた作品。
あとは…
メリルと連絡(周波数)を取りたいのにどうすればいいんだよ?!これ….。
「パッケージの裏面を見ろ!」
これも唖然とした。こんな攻略方法聞いたこともない。
本当に面白い作品です。おすすめ!!!
MGS2ではあの名言が….。
MGS2では、序盤からスネークが使えず、まだかよ….。
小島秀夫監督のことだ…ひょっとしたら今作スネーク使えないのかも…。
と不安になった作品。そして雷電からスネークに変わる瞬間の
「待たせたな」
今でも覚えてる。毛穴開いた。興奮した。
だからこそ今でも愛される名言。
本当に待った….。
下の画像は、当時の東京ゲームショー限定で発売されたクリアポスター。
自分がメタルギア・ソリッドが好きで友達からプレゼントされたもの。
今では一生のたからものです。
(撮影のため洗濯物を干すのにぶらさがってるけど…)
自分(あなた)にとって小島秀夫監督ってどんな人?
他のMGSシリーズを語ると長くなってしまうので記事としてはこのくらいに…。
最後に自分にとって小島秀夫監督ってどんな人?
類まれな想像力と遊び心をもった人
と僕は思ってます。
MGSシリーズの28年間本当にありがとう!!!!